2017年3月23日木曜日

Garmin Connect IQ 【開発準備】 #3 開発者キー(Developer Key)の設定

概要

開発者キー(Developer Key)を作成・設定します。

Connect IQ コンパイラでコンパイルする際に、アプリに署名するために必要なようです。

このキーはRSA 4096ビットの秘密鍵で、OpenSSL等を利用しての作成も可能です。

ここではEclipseのEclipse の Connect IQ プラグインを利用して作成します。


1. 開発者キーの作成

[ウィンドウ] - [設定] から eclipse の設定画面を開き、 [Connect IQ] 下の [コンパイラ] をクリックします。

画面右の [生成] ボタンをクリックします。

開いた画面の入力ボックスに、生成するキーのファイル名を入力します。

ここでは c:\develop\developer_key.der としました。


[完了] ボタンをクリックすると、キーの生成が始まります。

(僕の環境では数十秒かかりました)


2. Eclipseに開発者キーを設定

特に作業は必要ありません。

上記の手順で作成したキーのパスが developer key のボックスに自動で入っていますので確認して下さい。

プロジェクトをコンパイルする際は、ここに入っているキーがコンパイラに渡されます。


開発者キーの設定は以上です。



2017年3月10日金曜日

Garmin Connect IQ 【開発準備】 #2 Eclipse を設定する

1.前提

ここでは以下のバージョンのeclipseで環境を構築しました。

Eclipse 4.6 Neon 2 (Pleiades All in One 4.6.2.v20161221)

ダウンロード元
http://mergedoc.osdn.jp/pleiades_distros4.6.html
(リンク先のJava Windows32bit Standard Editionです)

上記をc:\develop の下に展開し、
c:\develop\
    ├connectiq-sdk-win-2.2.4\ 
    └pleiades-4.6.2-platform-win-32bit-jre_20161221\

というディレクトリ構造にしました。


2.XML Editor プラグインのインストール


公式ドキュメントに従い、まずEclipseに XML Editor をインストールします。

Eclipse の [ヘルプ] - [新規ソフトウェアのインストール] から、プラグインのインストール画面を開きます。

Eclipseのディストリビューション(ここではNeon) のアップデートサイトを選択し、[Eclipse XML エディタおよびツール] にチェックを入れます。



[次へ] と進んでいき、画面の指示に従いインストールします。

Eclipseの再起動が促されたらそれに従い再起動します。


3.Connect IQ プラグインのインストール


Eclipse の [ヘルプ] - [新規ソフトウェアのインストール] から、プラグインのインストール画面を開きます。

[作業対象] の [追加] をクリックし、

[名前] Connect IQ Plugin
[ロケーション] http://developer.garmin.com/downloads/connect-iq/eclipse/

を入力し、[OK] をクリックします。



[ConnectIQ] にチェックをして、[次へ] と進んでいき、画面の指示に従いインストールします。

Eclipseの再起動が促されたらそれに従い再起動します。


4.Connect IQ プラグインの設定


Eclipse の[ウィンドウ] - [設定] から ConnectIQ プラグインの設定をします。



[SDK Root Directory] に Connect IQ SDK のパスを設定します。

ここでは c:\develop\connectiq-sdk-win-2.2.4 とします。

※指定するのは[bin]ディレクトリではないので注意して下さい。


5.Connect IQ パースペクティブを表示する


[ウィンドウ] - [パースペクティブ] - [パースペクティブを開く] - [その他] をクリック



[Connect IQ] を選択し、[OK] をクリック



Eclipse の設定は以上です。

2017年3月7日火曜日

Garmin Connect IQ 【開発準備】 #1 Windows に ConnectIQ SDK を設定する

概要

Windows に Connect IQ SDK を設定した手順を記載します。

1.ダウンロード

Garmin公式サイトから Connect IQ SDK をダウンロードします。
https://developer.garmin.com/connect-iq/sdk/

※執筆時点でのバージョンは2.2.4でした。


2.配置

ダウンロードしたファイルを展開します。

ここでは c:\develop の下に展開します。

ディレクトリ構成は下記のようになっていました。
c:\develop\connectiq-sdk-win-2.2.4\
    ├bin\ 
    ├doc\
    ├resources\
    ├samples\
    ├ProgrammersGuide.html    【MonkeyC のプログラミングガイド】
    ├README.html    【SDKのリリースノート】
    └UXGuide.html    【外観(ユーザーエクスペリエンス)のガイド】

今後は ProgrammersGuide.html 等のドキュメントをもとに作業をしていくことになりそうです。


3.設定

Connect IQ SDK が実行できるように、Windowsに環境変数を設定します。
bin ディレクトリを環境変数に設定します。

ここでは管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記を実行しました。

SETX /M PATH "%PATH%;c:\develop\connectiq-sdk-win-2.2.4\bin" 
exit

4.実行確認

以下のコマンドが利用可能になっているはずです。

monkeycMonkey C のコンパイラ
monkeydoMonkey C プログラムを実行
connectiqシミュレータを起動
※monkeyc の実行にはJavaが必要です。
コマンドプロンプトから実行する場合はJavaの環境が必要ですが、今回は省略します。

Connect IQ SDKの設定は以上です。